スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

日記とは呼べないね……

 ネタバレも何も無いと言えば無いんですけど。
 今日の内容はいきなり「青字」です。以前のブログがない以上なんのことかさっぱりでしょうけど。

 久しぶりのDAK関連のお話しです。とりあえずご覧下さい。




 あれはまだ頭領が生きていた頃のこと。
 その日は珍しくお酒が入っていて、頭領の機嫌がすこぶる良かった。それでだと思うけど、私が拾われる前の頭領の話を少しだけしてくれた。

 暗い感じの話から始まったと思った。
 昔、頭領がどういったことをしたのか。悪いことをした、間違いを犯した、なんて話から始まった。けど、どうしてか頭領の話す様子はとても楽しそうで、あいつ等の話も関係しているのにおかしいなと思った。
 けど、そんなところである女性の話になった。
 自暴自棄になっていたところを助けてくれた女性……、その人と出会えたから今自分は生きていて……

「そしてお前と一緒にここに居る」

 そう言った頭領の顔に、私は父親ってきっとこんな感じなんだろうなと思った。
 私は父親を識らない。けどもう亡くなっていることは知っている。
 母親は識っているけど知らない。知りたくもない。
 だから、この老人が本当の親だったらどんなに嬉しかっただろう。

 その老人が教えてくれた古い古いお話し。

「永遠の文明?」
「そうだ。文明を永遠に続けるにはどうしたらいいと思う」
「うーんと……」

 生まれながらに知識があった。
 胎内から出たときには意識があった。
 だからその問いにも、残酷なまでにはっきり答えることができた。

「発展させなきゃ良いんじゃないかな」
「……その通りだ」

 少し間を開けて肯定した頭領は、少し寂しそうだった。
 けど続けて言った。

「文明を永遠に続けることなど出来ん。始まりと終わりは対。始まりがあったものに終わりが来ないなどあり得ん」

 終わりを迎えたくなければ現状を維持する。それが嫌なら始めから産み出さないこと。それが永遠を叶える術。

「大昔にな。そのことをよく分からずに文明を永遠なものにしようと試みた者達がおった。その者達は優れた文明の中にあって尚優秀な技術者たちだった。そんな者達が作ったのだから極めて完璧な物が出来たことは言うまでもない」

 そこまでで私は言いたいことが解ってしまった。
 それで、それは当たっていたらしい。

「結果として、文明は滅ぼされた。自らが産み出した物によって。結局その産み出された物が一番永遠という物を理解していたと言うことだな」

 そうやって、人は過ちを犯しては、一つの事を学んでいく。
 そんな昔話……。では終わらない。

「だが、それはなかなかにお節介な物だったようでな。自分とは関係のない文明まで永遠にしてやろうと動き出しおった」
「迷惑だね……」

 アフターケアが出来て始めて生産側といえると思うけど、そんなことをまったく想定していなかったなんて、どれだけ自分に酔っていたのか、どれだけ間抜けだったのか。

「それが、いずれこの次元世界にも現れるだろう」

 ……。
 とんでもないことをあっさりと言ってくれた。

「それがいつかはわからん。数分後かもしれんし、何千年も先かもしれん」
「まだ、あるの?」
「ああ、今も別の次元世界の文明にありがた迷惑なことをしておる。それがもし、お前が居る間に現れたら……」
「倒せばいいの?」

 頭領は力強く頷く。
 そうして私の両肩をギュッと握った。
 ちょっと痛かったけど、その真剣な眼差しから眼が話せなくて黙って聞いた。

「遺言のつもりは無いが、聞いてくれ。もしそれが現れたら、連中のことを後回しにしてでも、そして管理局とのわだかまりも一旦は忘れて総力でもって倒すんだ」
「……頭領」

 意外な言葉。あいつらを放置しても倒せってことは、本当に拙い物なんだってわかる。
 けどそれがいつ来るのか、私が生きている間に現れるのかもわからない。そんなことに時間を使っている余裕もないから適当に答えた。

「じゃあ今作っているデバイスの名前、その話を参考にするね」
「……なに?」
「永遠を作ろうって物から世界を護るんだから、永遠を終わらせるのが私の役割でしょ。だから」



「〈エターナル・エンド〉」
《なんでしょうか。我が制作者(クリエイター)》
「自分の名前の由来、知ってる?」
《ええ、まさか有言実行せねばならない事態になろうとは思いませんでしたが》

 本当に。

 眼下に広がる巨大都市。
 第一管理世界ミッドチルダ首都クラナガン。
 その一部で、黙々と煙が上がっている。

「相変わらず地上本部は足が遅い。あんなおとぎ話にかかわる事なんて無いと思ってたのに」
《仕方がありません。ここで傍観者を決め込んで、本当に次元世界が滅ぼされれば、あなたの目的も達成できませんし》
「まあね」

 ということはやっぱり戦わないといけないわけね。

 原初への回帰者。真の永遠を撒く物。
〈クヴェレ〉

 頭領からの言いつけ通り、きちんと排除してあげる。総力でもってね。



 けど、この事件は、ほんの始まり……。


 次々と起こる事件。
 振り回される運命。
 失われていく力と仲間。
 罪を背負った者達による贖罪のための……。


 それは純粋な願いが奏でる悲しい事件。
 ひと月半もの永きに渡る、永遠の終焉を目指す戦い。






 というわけで、夏コミ直後くらいに書いたお話でした。
『魔法少女リリカルなのはDaArcKnight』(通称DAK)が全部終わって、それでもこの話で作った設定が気に入っているのでなかなか手放せない訳なのですが。
 本当に長かったですねぇ……。

 さて、以下はネタバレになります。
 内容はコミックマーケット76で頒布した特典CDに納めている小説についてです。
 読まれる方はお覚悟を。
(CD内の小説に関しては是非とも感想をお聞きしたく思います。この記事のコメントにでもよろしくお願いします)






(ネタバレ開始)


 ホリィさんの両親のお話でした。(いきなり!! ( Д ) ゜ ゜ )
 いやぁ、ここまでホリィさんの話ばかり書くのはどうかとも思ったんですけどね。裏設定とか考えまくっている内に楽しくなって来ちゃいまして。色気もなにもあったもんじゃないですが、一応男女の関係とかもあったり。
 で、これってかなりの爆弾発言なんですけど、実はホリィさん(セイレス)はホリィさんより二つ年下なんです!!
 ……って事にしました。
 いやぁ、まさか年齢設定を間違えてるなんて思いもよらなかった物ですから。あのままだと確かなのはと同い年って事になっちゃったんじゃないでしょうか? 設定は14歳だったように思いますので、それに矛盾が在るんですよね。
 エリックのところにいたのは記録上は数ヶ月なんですが、実際には二年以上時間が止まった(遅い)世界で一緒に暮らしてましたのでそりゃあなつくわけです。(なんて後付ながら割と納得のいく理由も出来ましたしね)

 ほとんどがオリジナルキャラだけの話になってしまいました。
 原作キャラは……おお、クライド提督ただ一人!! しかも故人!!
 シャーリーのお父さんとか勝手に出したりしましたけど、それはそれでおもしろかったかな。執務官補佐に落ち着いている彼女の根幹を捏造してみました。
 やりたかったのはぼう仮面のバイク乗りシリーズの「キバって行くぜ!」ってやつのスタイルです。たった三話でどこまで描けたやら……。

 とりあえずDAKに登場したオリジナルキャラの裏側はほとんどさらけ出せたと思います。もちろん頭領の事とかミカの事とか、なによりミッシング・ハーツに関しては何も解らない状態にしていますが、それは今後のお楽しみと言うことで。

 次の作品はその辺りを中心に描いていく予定にしております。
 つまり、この設定を捨てるつもり無し。
 それどころかRLも……。

 なにはともあれ、DAKの外伝、お楽しみいただけたなら幸いです。

 では今日はこの辺で。
 さて、明日は……いや本当に超短編書かないと……。
スポンサーサイト

コメントの投稿

Secre

秋の夜長に

 ネタバレいきなりですね! SSBで某クラッシュするギアを思いだしてしまいました。

 今回の話は時系列が前後していたので最初は混乱してましたけど、サリアさんの年齢発言のあたりで何とか把握できました。まあ、微妙に読み返したりしましたが・・・。ファントムズの任務で出てきた魔導師が原作のキャラかと勘ぐったりしましたけど、そんなことはなかったんですね。しかし、"変態な眼で見てくる科学者"はStrikerSのあの人だと信じて疑わない。何かもう、光景まで浮かんできてしまいました。
 展開的には最後まで読んでも別に欝にならなかったので大丈夫だと思います(多分)。前のクールでphantomを見たときは欝になったので私が病んでいると云うことはないはず(多分)。まあ、クライドにイイとこも沈んだ気分も全部持って行かれた感もありますが・・・。あのリンディさんの旦那だけあって凄い人物ですね。いつかあの境地に達することが出来るようになるのだろうか。

 おまけということで番外編だと思っていたら随分な文量があり、本編の裏設定がわんさか出てきて、そこら辺も実は全部新作の伏線で、RLも絡んでくると云うことで、今一度復習しておかねば・・・。RLとDAKの2巻と3巻を掘り起こす作業に入ります。

 それでは、次回もお待ちしています。この時期の季節イベントといえばやはり・・・?

返信 → リリスさん

 SSBのこと書くの忘れてたぁ!
 あれは思い出していただくこと前提にしたネタなので気付いて貰えてなによりです。ちょうどニコ動で見ててのりでやっちゃいました。必殺技ってのはやっぱりあれくらいかっこよくないといけませんよね。
 もちろんSLBも大好きですよ。正面からぶつけ合ったらどうなるのやら……。

 読みにくいだろうなとは思ってました。こればかりは仕方がないだろうと割り切ってやった次第です。もっと精進せねばとも思いました。
"変態な眼で見てくる科学者"はどこぞのオレンジ博士です。(他にいないよなぁ)
 ファントムズ任務の魔導師……誰だと思われたのでしょうか? 槍騎士さんか銃兄さんくらいしか候補は居ないかな……?
 phantomは……コメントしずらいな。ラストはあんまりだったのがきつかった。
 クライドさん、出てきたのはほんの少しなのに、存在感在りまくりのようですね。有意義な時間をアリガトウ。

 おまけ、って話じゃなかったですね。これだけで長編一篇書けそうな感じですが、DAKはこれ以上掘りません。一応RLとDAKは別分岐の世界のつもりです。なのはさんのあのえげつない魔法を世に出すわけにはいきませんので。ということで、RL執筆当時以降の原作設定とDAK設定も踏襲してのRLを描く予定にしています。話はあまり変わらないようにするつもりですが、あまり管理局は関わってこないようになるかと。
 続編の前にインターバルを二本ほど予定します。どんな話かはお楽しみにということで。

 ではでは~。
 冬コミは例によって参加しませんのであしからず……。
プロフィール

並紀 朱鷺、

Author:並紀 朱鷺、
FC2ブログへようこそ!

最新記事
最新コメント
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。